肉離れ(挫傷)の施術ご案内
肉離れ肉離れ(挫傷)の原因や症状
肉離れ、または専門的な言い方で「挫傷」は、筋肉の繊維の損傷で起こります。十分なストレッチをせずに急激な動作をしたり、筋肉に疲労が蓄積している状態時に発症しやすくなります。例えば、陸上の短距離のスタート時やサッカーボールを強く蹴る際、テニスのサーブ時など様々な場面で肉離れが起きます。また、冬季だと筋肉が硬直しやすく、柔軟性が低下している状態での走り込みなどで受傷するケースもあります。
肉離れの症状は、ストレッチ時の痛み、筋肉に力を入れたときの痛み、歩行不可なほどの痛みなど、状態により痛みの程度が変わります。肉離れが起きやすい箇所は、ふくらはぎや太ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)、大腿四頭筋、腓腹筋に多く、臀部にも発症します。
軽度な肉離れ
筋肉の部分損傷で皮下出血が無い状態。歩行可能で筋肉痛に似た痛みが出ます。この症状で筋肉痛と勘違いして、運動や仕事を続けることで、悪化させることがあります。筋肉痛との違いは、肉離れはすぐに痛みが出ます。筋肉痛は筋肉を酷使した夜中や翌朝から痛みが出て、運動して筋肉が温まれば痛みが引いていくこともあります。
中度の肉離れ
筋肉の部分断裂で皮下出血が有る状態。強い痛みが出ます。受傷時に「はじけるような音」のような感覚がしたり、足がつったような感覚で更に激痛を伴います。歩行時には松葉づえが必要になります。中度の肉離れだと全治6~8週間です。
重度の肉離れ
筋肉の完全断裂で皮下出血が有る状態。かなりの激痛で歩行不可です。受傷時は直ちに医療機関での検査・治療が必要です。
施術肉離れの治療・施術
当院では、肉離れの状態に応じて、様々な施術を行います。手技療法、超音波、鍼治療、特殊電療法など状態に合わせて最適な組み合わせで治療いたします。また、急性期では応急処置をしっかりと施します。
痛みが取れたからと、すぐに競技に復帰したり仕事で受傷する前と同じように動かすと再受傷のリスクが高まります。患部の柔軟性を高め、肉離れを起こした原因を根本改善させます。予防法の指導も行い、早期回復・痛くならない身体のサポートをいたします。
肉離れ 症例のご紹介
施術肉離れからの早期回復 57歳 男性の体験談
1月前にマラソンを走ってから左の膝裏に痛みがあり、治っていくかなとほって置いたら痛みが引かなかった。そのまま、ランニングの練習をしていて、先週痛みが強くなり、来院。
痛みの箇所をエコーで見ると、ふくらはぎの筋肉、腓腹筋に、筋肉と、腱の変わり目、筋腱移行部に肉離れの跡がありました。月末にマラソンがあるということで、痛みをしっかり取ったほうがいいと説明し、ラジオ波で結合組織を緩め、超音波でむくみを取り、鍼治療で筋肉の硬結を取り、スタビライゼーション(古谷式筋ストレッチ)を指導し、本当の肉離れの原因、左股関節の緩みを直し、予防する体操を教えてもらいました。
痛みは初めの治療で半分くらいになり、それからも軽い練習をしても痛みが悪化することがなくなりました。これで月末のマラソンを全力で走ることができます。