怪我の予防について
2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、十分に体を動かす機会が減っていたのではないでしょうか。スポーツをしている方や、ステイホームで運動量が減っていいた大人の方もですが、急に運動を再開すると怪我をするリスクが高まります。例えば部活動では、走り込みが不足しているなかで、急に走ると、腿やふくらはぎが肉離れをおこしてしまうおそれがあります。
このときに、患部のアイシングをしっかりすることがとても大切です。今回はもうひとつ効果的な方法として、腰(仙腸関節)に湿布を貼って効果的に予防をすることについてお話しします。
腰の仙腸関節(せんちょうかんせつ)
仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、骨盤の仙骨と腸骨の間にある関節です。仙腸関節は上半身と下半身をつなぐ重要な関節で、上半身の重さや地面からの衝撃を受け止めるために、周囲の靭帯(じんたい)により強固に連結されています。
しかし急にトレーニングが増えて、走る、ジャンプするなど、仙腸関節に大きな負担がかかると腫れやすいので、ご自身で気を付けておくことが必要です。
仙腸関節に負担がかかって緩むと、骨盤が緩んでねじれます。すると股関節も緩んで下半身に痛みが出やすく、怪我の原因になります。 関節の負担が原因で腰の痛みや、腿の張りがあるとき、じつは仙腸関節の腫れが強く出ています。そこで、運動後に仙腸関節に湿布、もしくはアイシングをしっかりすることで、効果的に怪我の予防ができるのです。
首の第七頸椎
また、腰だけで効かない場合は効果を高める方法があります。首の第七頸椎(隆椎 りゅうつい)首の後ろの触るとポコッと出ているところに湿布を貼ると、より腫れが引きやすいです。
仙腸関節に貼っても痛みが引かない場合には、首(隆椎)にも湿布をしてください。 上手に予防をしながら、怪我のない身体をつくっていきましょう。
まとめ
外での活動自粛の影響により、思った以上に身体の筋肉が落ちていて怪我をしやすい身体になっているかもしれません。自分では分かりにくいこともあるので、少しでも痛みを感じたら、来院してください。
痛みや怪我の予防について、詳しくは院長へどうぞお気軽におたずねください。