日常の動作を見直して、怪我を予防する
普段の何気ない動作や癖、間違った体操やストレッチ法で怪我をしやすくなってしまったり、腰痛などの痛みが出てしまうことがあります。
怪我しやすい体になる方法?
わざと、怪我をしやすい体にしたい人はいないと思います。しかし、一般的な現代の日本人の生活スタイルで生活していると、自ら「怪我しやすい体を量産」してしまいます。
そこで今回は、「〇〇をすると怪我しやすくなりますよ」という逆の考え方で怪我しにくい体作りの話です。怪我をしやすい体の原因に関わる多くの因子に注目することで、未然に防ぐ方法や、症状の進行を食い止める方法について、理解しやすくなります。
自身の生活において、「これらの因子がどれくらい在るのか?」チェックしてみましょう。
怪我しやすい体になりたいチェックリスト
- 床に座る
- 正座する
- 女の子座りする
- あぐらをかく
- 横坐りする
- 腹筋する
- 座ってストレッチする
- 手首足首を回す
- 足を組む
チェックリストの解説
- 床に座る
腰椎の前弯がなくなる。ストレートな腰椎になり、椎間板が飛び出す。腰痛の原因になる可能性があります。 - 正座する
骨盤が後ろに傾く。膝が内旋して半月板が引っ張られる。足首がゆるくなり、捻挫しやすくなる。 - 女の子座りする
骨盤が後ろに傾く。膝が強烈に緩くなる。恥骨が前に出る。膝がX脚、O脚になる。 - あぐらをかく
腰椎が前弯がなくなる。膝が内旋して、半月板が引っ張られる。首が前に出て、頭痛が出やすくなる。 - 横坐りする
骨盤が横にスライドする。首が前に出て頭痛が出やすくなる。手の痺れが出やすくなる。 - 腹筋する
腰椎が後弯する。膝が内旋して前方に引き出され半月板が壊れる。 - 座ってストレッチする
骨盤が後ろに傾く。膝の関節が緩む。肩が前に入り、猫背になる。もも裏の筋肉が緩み、足が重たく感じる。 - 手首足首を回す
全身の関節が緩む。怪我するための準備体操。走るとこけやすくなる。ボールを投げると肩を痛めやすくなる。ボールを蹴ると膝、足首を捻挫する。 - 足を組む
股関節、膝、足首全部がゆるくなる。お尻の形が悪くなる。足が痺れやすくなる。アキレス腱の痛みが出やすくなる。
いかがでしょうか?小さい時から当たり前のようにしていた行動が痛みの危険因子になったり、運動前の準備体操が、逆に怪我をするリスクを高めてしまうことがあります。
椅子に座ったり、背筋を鍛えることで、怪我の予防につながります。
怪我しない体づくりを、当院はしっかりサポートしていきます。今回は、「怪我しない体作りは、日常の体の使い方から」についてお話ししました。